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空調とレイアウトのいい関係— 冬のオフィスをもっと心地よくするヒント
2026.01.13
冬のオフィスに入った瞬間、「あったかい」とホッとする。
けれど、しばらくすると「足元が冷える」「顔だけ暑い」「乾燥で喉がイガイガする」……そんな声があちこちから聞こえてくる。
実はこれ、空調の設定温度だけでは解決できない問題。
その原因の多くは、空気の流れとレイアウト設計の“ちぐはぐさ”にあるのです。
空調は「設備」ではなく「空間の一部」
オフィスの空調は、単に温度を調整するだけの装置ではありません。
空気の流れをつくり、湿度を整え、人の動きや集中力にまで影響を与える——
つまり、空調は空間の質を左右する“見えないインテリア”とも言える存在です。
たとえば、吹き出し口の真下にデスクがあれば、冷風や温風が直撃して不快に。
逆に、パーテーションや収納棚が風の通り道を遮ってしまえば、空気が滞り、温度ムラや乾燥の原因になります。
レイアウトが変われば、空調の効きも変わる
冬の空調トラブルを防ぐには、空気の流れを意識したレイアウト設計が欠かせません。
- 風の通り道を確保する:高い家具や仕切りは風を遮るため、空調の吹き出し口からのルートを考慮して配置を調整
- 窓際の冷気対策:断熱フィルムや厚手のカーテンを使って、外気の影響を最小限に
- ゾーニングの工夫:集中エリアはやや低めの温度、リラックスエリアは暖かめに設定するなど、用途に応じた空調設計を
また、フリーアドレス制を導入しているオフィスでは、従業員がその日の体調や気分に合わせて「ちょうどいい場所」を選べるようにするのも一つの手。
空調の効きやすい場所、日当たりの良い場所、静かな場所など、選択肢のある空間づくりが、冬の快適性を支えてくれます。
「快適さ」は、温度だけじゃない
人が「快適」と感じる条件は、温度・湿度・空気の流れ・音・光……さまざま。
特に冬は、乾燥や静電気、日照不足など、見えにくいストレスが積み重なりやすい季節です。
だからこそ、空調だけに頼らず、加湿器や観葉植物、間接照明、自然素材のインテリアなど、五感にやさしい工夫を取り入れることが大切。
空気の質を整えることは、人の気持ちやパフォーマンスを整えることにもつながります。
空間を「感じる」視点を、設計に
空調は、設計図には描かれないけれど、確かに空間をかたちづくる要素。
「ここにいると落ち着く」「この場所は話しやすい」——
そんな感覚の裏には、空気の流れや温度のグラデーションが関係していることも。
これからのオフィス設計には、機能性と感性のバランスが求められます。
空調とレイアウトの関係を見直すことは、働く人の心と身体に寄り添う第一歩。
冬の空気を、もっとやさしく、もっと心地よくデザインしていきたいですね。
まとめ:冬の空気を、もっとやさしくデザインするために

冬のオフィス空間は、空調とレイアウトのちょっとした工夫で、驚くほど快適になります。
温度や湿度だけでなく、空気の流れや人の動きに目を向けることで、働く人の心と身体に寄り添う空間が生まれます。
「なんとなく寒い」「集中しづらい」「居心地が悪い」——
そんな“なんとなく”を見逃さず、空間の質を高めること。
それは、働く人への思いやりであり、空間づくりの本質でもあります。
Birthでは、空調やレイアウトの視点から、
人にやさしい空間設計を一緒に考えるお手伝いをしています。
冬のオフィスをもっと心地よくしたい方は、
ぜひお気軽にお問い合わせください。
あなたの職場に、ぬくもりと働きやすさを届けるご提案をさせていただきます。
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