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オフィスデザイン

ユニバーサルデザインは“特別な配慮”ではない ― 日常の働きやすさを整えるオフィスづくり ―

2026.03.16

ユニバーサルデザインは“特別な配慮”ではない ― 日常の働きやすさを整えるオフィスづくり ―

1. “誰かのため”ではなく、“みんなのため”のデザインへ

ユニバーサルデザインという言葉を聞くと、「特定の人のための特別な配慮」というイメージを持つ方も少なくありません。
しかし本来のユニバーサルデザインは、年齢・性別・身体的特徴・働き方の違いに関わらず、誰もが自然に使える空間をつくる考え方です。

段差をなくす、通路幅を確保する、サインを見やすくする。
こうした工夫は、特定の人だけでなく、すべての人にとって快適さを高めます。

そして私たちは、ユニバーサルデザインの中に植栽の役割もあると考えています。
植物は、視覚的なストレスを和らげ、空間の緊張をほぐし、働く人の心のスピードを整える“環境の調整役”。
誰にとっても心地よい空間をつくるための、大切な要素です。

2. 動線を整えることは、働きやすさを整えること

ユニバーサルデザインの基本は「迷わず、無理なく、自然に動けること」。
そのためには、動線の設計が欠かせません。

  • 通路幅は十分か
  • 曲がり角で視界が遮られていないか
  • 受付や会議室までの導線がわかりやすいか
  • 立ち止まる場所が自然に生まれているか

こうした要素は、働く人だけでなく来客にも影響します。

そしてここでも、植栽は動線を整えるための“静かなガイド”として機能します。
視線を誘導したり、立ち止まる位置をつくったり、空間のリズムを整えたり。
私たちは、植物を単なる装飾ではなく、動線デザインの一部として扱っています。

3. 情報量を調整する“視覚のユニバーサルデザイン”

オフィスは情報が多い場所です。
サイン、掲示物、モニター、資料、デスクの上の道具…。
情報が多すぎると、誰にとってもストレスになります。

そこで重要なのが、視覚情報の整理です。

植栽は、情報過多になりがちな空間に“視覚の余白”をつくります。
緑を見ると人は自然と呼吸が整い、視線の逃げ場が生まれ、集中とリラックスのバランスが取りやすくなります。

私たちは、

  • 情報が多い場所にはミニマルな植栽
  • 緊張感のある場所には柔らかい樹形
  • 視線が散りやすい場所には高さのある植栽
    など、空間の情報量に合わせた植栽の選定を行っています。

これは、誰にとっても“見やすく、使いやすい”空間をつくるユニバーサルデザインの一部です。

4. 心地よさは“身体的な配慮”だけでは生まれない

ユニバーサルデザインというと、バリアフリーや設備面の配慮が注目されがちです。
もちろんそれらは重要ですが、心地よさは身体的な配慮だけでは成立しません

働く人の心理的な負担を軽減することも、ユニバーサルデザインの大切な要素です。

植物は、

  • 緊張をほぐす
  • 会話を柔らかくする
  • 空間の温度感を整える
  • 季節の変化を感じさせる

といった“心理的なユニバーサルデザイン”を担います。

私たちは、光量・湿度・動線・家具との相性まで考慮しながら、長く続く植栽環境をデザインしています。
「誰にとっても心地よい空間」をつくるために、植物は欠かせない存在です。

5. まとめ:ユニバーサルデザインは、日常の働きやすさを整えること

ユニバーサルデザインは、特別な人のための特別な配慮ではありません。
働くすべての人が、自然に、無理なく、心地よく過ごせる空間をつくるための考え方です。

動線、視覚情報、心理的な安心感。
そのすべてを整えるために、植栽は静かに、しかし確かな役割を果たします。

私たちは、植物を“空間の質を高めるデザインパートナー”として捉え、
ユニバーサルデザインの視点から、働く人に寄り添うオフィスづくりをサポートしています。


働く人すべてにとって心地よいオフィスづくりを、私たちは植栽を含めた空間デザインの視点から丁寧にサポートしています。
ユニバーサルデザインや植栽計画について気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。