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クリエイティブなオフィス空間をデザインするための考え方

2024.06.03

クリエイティブなオフィス空間をデザインするための考え方

クリエイティブなオフィス空間をデザインするための考え方

現代のビジネス環境では、オフィス空間のデザインが社員の創造性と生産性に与える影響がますます重要視されています。クリエイティブなオフィス空間を作り出すためには、どのような要素を取り入れるべきか、その考え方について具体的に見ていきましょう。

 

1. フレキシブルなレイアウト

空間の密度:家具の配置を簡単に変更できるよう、十分なスペースを確保することが重要です。適度なスペースを保つことで、社員が必要に応じて配置を変化させることができます。過密になると自由な移動が難しくなり、クリエイティブな発想を妨げます。

姿勢:長時間同じ姿勢でいることを避けるためにスタンディングデスクや可動式の座席を取り入れ、社員が自由に姿勢を変えながら仕事のできる環境を提供します。

2. 視覚的な刺激

装飾の密度:オフィス全体に適度にアート作品やカラフルな装飾を配置します。視覚的な要素が自然に目に入るようにすることで気分転換などの快適性を向上することができます。過度に装飾を詰め込みすぎると圧迫感を与えてしまうので注意が必要です。

姿勢:リラックススペースには深く座れるソファやラウンジチェアを配置し、楽な姿勢で視覚的な要素を楽しめるようにします。そのため、社員が自然体な状態でインスピレーションを受けることができます。

3. コミュニケーションの促進

空間の密度:オープンで広々としたレイアウトが理想的です。テーブルや椅子を適度に配置し自在に行動できる環境を作ることで、自然な対話が生まれやすくなります。共有スペースは過密にならないように注意が必要です。

姿勢:コミュニケーションエリアには、スタンディングテーブルやカジュアルめな家具を配置します。これにより、短いミーティングやリラックスした姿勢での対話が行いやすくなります。多様な働き方をサポートすることで、コミュニケーションの質を高めます。

4. プロトタイピングと実験

空間の密度:広々とした開放的なエリアが必要です。必要に応じて作業エリアを変えられるように、部屋の中は必要最低限なもののみとします。これにより、プロジェクトに応じた自由な空間の使い方が可能になります。

姿勢:実験やプロトタイピングのスペースには、スタンディングデスクやワークベンチを設置し、作業の種類に応じて姿勢を変えられるようにします。長時間の立ち仕事や細かい作業にも対応できる環境を提供します。

5. パーソナライゼーション

空間の密度:個々のデスクやワークスペースで十分な個人スペースを確保します。過密な配置は避け、社員が自分のスペースを自由にカスタマイズできるようにします。

姿勢:各社員が自分のスペースを快適に使えるように、「エルゴノミクス*)」の考え方に基づいたデスクや椅子を使用します。個々のニーズに応じて調整可能な家具を用意し、快適な姿勢で作業ができる環境を整えます。

まとめ

クリエイティブなオフィス空間をデザインするためには、フレキシブルなレイアウト、視覚的な刺激など様々な配慮が重要です。これらの要素を取り入れることで、社員の創造性と生産性を最大限に引き出す環境を作り出すことができます。

 

*)人間工学。心理学や生理学の知見を人工物やシステムの構造や設計、デザインなどに応用し、人間への負荷や負担、人為的なミスを減らしたり、快適性や安全性、生産性、効率などを向上させることを目指す学問分野。(出典:IT用語辞典e-Words_ https://e-words.jp/