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照明で変わるオフィス空間-働きやすさを照明でデザイン-

2024.09.09

照明で変わるオフィス空間-働きやすさを照明でデザイン-

みなさんはオフィスの照明について気にされたことがあるでしょうか?

私個人の意見ですが、明るい照明の光を1日中浴び続けるとなんだか疲れてしまいます。実は光の色や明るさは人間の集中力と深く結びつきがあり、場所や時間によって適切な色や光を選ぶことでより快適なオフィスを作ることができるのです。本コラムでは、照明の光と人間の集中力について詳しくご説明していきます。

照明計画で企業の生産性が上がる?

場所や用途によって照明計画を丁寧に行うことで社員一人一人の集中力を向上させ、企業全体としての生産性の向上も期待できます。主に照明の色の種類は3種類あります。

  • 昼光色(青白い光)→最も明るく文字が読みやすい、集中力を高めたい空間におすすめ
  • 昼白色(白色系の光)→太陽の色に最も近く、空間の用途を問わず幅広く使うことができる。
  • 電球色(暖色系の光)→暖かくやわらかい印象の光、リラックスしたい空間におすすめ

照明計画を行う際は光の色や明るさ、時間によって照明の色を変えるなど細かいところまで計画していきます。

オフィスの照明計画が重要である理由とは?

社員の集中力を高めるオフィスを作るうえで、レイアウトや設備と同等に照明も重要な要素だと言われています。その理由は以下の3つです。

仕事の効率に大きく影響する

照明が明るすぎると光の刺激で目の疲れが感じやすくなり、逆に暗いと夕方や天気の悪い日は手元が見えにくくなり作業スピードが落ちてしまうこともあります。さらに集中して仕事を行うスペースにおいて電球色の照明を用いるとリラックスしてしまいスピード感が損なわれる恐れもあります。ただし、アイディアを生み出したいときには電球色の照明で気持ちをリラックスさせることが効果的です。

企業イメージのアップにつながる

訪問先の企業が薄暗い照明だと雰囲気が悪く感じませんか?照明は空間の雰囲気づくりに大きく影響します。昼白色の明るく清潔感のあるオフィスだと社員が生き生き働いているように見え、企業のイメージアップにも社員のモチベーションアップにも繋がるでしょう。

コストの削減にもつながる

照明計画によって、オフィス内を適切な明るさに保つことは光熱費の削減にもつながります。時間によって照明を暗くしたり色味を調節したりできる、自動調光機能のある照明を取り入れている企業が最近増えてきています。一件コストがかかりそうに思われますが、調光をすること自体が実は節電に繋がっているので経費削減に大きく貢献できるでしょう。

空間ごとの適切な照明の色合いや明るさ

同じオフィス内でも場所や用途によって適切な照明が異なります。例としてオフィス内の空間を4つ挙げ適切な照明について解説していきます。

エントランス・受付

エントランスはオフィスの顔となる空間なので、企業のイメージカラーや業務内容に合った照明を選ぶと効果的です。IT系や医療系なら昼光色の照明を使い洗練されたイメージに、食品系やハウスメーカーなどは電球色寄りの照明を使用し親しみやすいイメージにするのがおすすめです。

執務スペース

多くの社員が長い時間過ごす部屋なので、全体の照明としては昼白色のものを選ぶとよいでしょう。仕事の内容によっては自分の手元だけ明るくしたいこともあると思うので、場所によっては昼光色のデスクライトを取り入れることもおすすめです。

会議室

会議室は執務室よりも少し暗めの方が集中力が高まります。ただし、勉強会や資料を使用する会議などの場合は、お互いの顔の見やすさや文字の読みやすさに考慮するため昼光色を選択すると良いです。また、意見やアイディアを出し合う際には電球色の照明を使用した方が活発な会議が期待できます。よって調光調色のできる照明を選ぶことが推奨されます。

リラックススペース

食堂やカフェ、休憩室などは電球色の照明を選択し、よりリラックスできる空間を作ることが大切です。間接照明などを用いるのもおすすめです。大事なのは集中する時間とリラックスする時間のメリハリをつけることです。メリハリがあることで、集中したいときにより集中できる体制が整います。

まとめ

オフィスの照明計画は仕事の効率化を図るうえで非常に大切な要素です。空間の用途によって適切な照明を選択しないと、目の疲れや頭痛を引き起こし生産性の低下に繋がります。自社に合った照明計画で社員の過ごしやすいオフィスを作りましょう。Birthでは照明計画のプロと手を組み、照明に関するお悩みにも対応をさせていただきます。照明がなんとなく気に入らない!、天井部分だけのオフィス改装をしたいけど予算が分からない!などございましたらお気軽にご相談ください。