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オフィスデザイン

照明ひとつで、働き方が変わる-光と空間のいい関係-

2025.09.16

照明ひとつで、働き方が変わる-光と空間のいい関係-

朝の光に包まれたオフィスで、自然と気持ちが整っていく。
そんな感覚を覚えたことはありませんか。
光は、空間の雰囲気だけでなく、私たちの集中力や気分にも静かに働きかけています。

空間の“空気感”をつくる照明の力

照明は、ただ明るさを確保するための設備ではありません。
空間の“空気感”をつくる、大切な要素のひとつです。
たとえば、青白い昼光色は気持ちを引き締めてくれますし、
あたたかみのある電球色は、心をほぐし、安心感をもたらしてくれます。
同じ空間でも、照明の色を変えるだけで印象が大きく変わり、まるで空間が“性格”を持っているかのように感じられることもあります。

集中力と光の関係

人の脳は、光の刺激にとても敏感です。
明るすぎると目が疲れやすくなり、暗すぎると眠気を誘うこともあります。
さらに、光の色によって脳のモードが切り替わることも知られています。

  • 昼光色:集中力を高め、作業効率を向上させる
  • 電球色:リラックスを促し、創造的な思考を引き出す

照明を適切に使い分けることで、業務内容に応じた快適な環境づくりが可能になります。

照明ゾーニングという考え方

最近のオフィス設計では、「照明ゾーニング」という手法が注目されています。
これは、空間の用途に応じて照明の色や明るさを変えることで、働き方にメリハリを生み出す方法です。

空間 推奨照明 理由
エントランス 昼白色+アクセント照明 清潔感と企業らしさを演出
執務スペース 昼白色+デスクライト 長時間作業に適した明るさ
会議室 調光式+電球色 アイディア出しや議論に適した柔らかさ
リラックススペース 電球色+間接照明 心身を休める穏やかな空間づくりに最適

このような照明設計により、社員の集中力や気分にポジティブな影響を与えることができます。

照明が企業ブランディングに与える影響

照明は、企業の印象を静かに伝える“無言のメッセージ”でもあります。
たとえば、受付が暗く沈んだ印象であれば、訪問者に不安感を与えてしまうかもしれません。
一方で、明るく清潔感のある空間であれば、企業の信頼性や先進性を自然と感じ取っていただけるはずです

スマート照明によるコスト削減と環境配慮

照明にこだわるとコストがかかると思われがちですが、実際には逆のケースもあります。
近年では、時間帯や自然光に応じて自動で明るさや色を調整する“スマート照明”が普及しており、無駄な電力消費を抑えることが可能です。
初期費用は必要ですが、長期的には光熱費の削減につながり、環境への配慮にもつながります。

感情に寄り添う照明設計

照明は、ただの設備ではなく「気持ちを整えるツール」でもあります。
朝のぼんやりした時間に、少しずつ明るくなる照明。
夕方の疲れた時間に、やさしく包み込む電球色。
そんな“気持ちに寄り添う光”があるだけで、働く人の心はずいぶん軽くなるものです。

まとめ:光が変われば働き方も変わる

オフィス照明は、空間の印象を形づくるだけでなく、働く人の集中力や気分、企業のイメージにも影響を与える大切な存在です。
照明を見直すことは、働き方そのものを見直すことにもつながります。


 

Birthでは、照明の専門家と連携し、企業の空間づくりをサポートしております。
「なんとなく居心地が悪い」「社員がもっとのびのび働ける空間にしたい」など、照明に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたのオフィスにも、きっと“光の力”が新しい価値をもたらしてくれるはずです。