植物が主役になる、ホテルライクなオフィス改装
既存の植物を活かしながら、育てやすさと来客印象を両立。通路の圧迫感を解消し、品のあるホテルライクな空間へ整えました。
プロジェクト概要
| 改装内容 | 通路床改修/植栽環境改善/植栽什器製作/照明改修 |
| テーマ | 植物が活きるオフィス/ホテルライクな空 間ご要望既存の植物を活かし、育てやすく、来客印象の良い空間にしたい |
ご要望と課題の整理
植栽をより良い環境で育てたい
水やりや管理がしやすいオフィスにしたい
特に改善ポイントとして、以下を整理しました。
- スタンド式の植物育成ライトにより通路が狭く感じられる
- 通路がタイルカーペット仕上げのため、水やり時に水分が染み込みやすい
あわせて、オフィス感を抑え、品のあるホテルのような空間にしたいという方向性も共有いただきました。
Birthにご依頼いただいた理由
- 植物に詳しそうだと感じた
- 機能面だけでなく、意匠性まで含めて考えてくれそうだった
企画・設計のポイント
今回は、植物が無理なく育ち、空間の品格が高まることを軸に、照明・床・什器・会議室の印象を一体で整えました。
1. 通路と植栽の状況を踏まえた、照明計画の見直し

実際の植物配置や通路幅を確認する中で、スタンド式の植物育成ライトが動線を圧迫している点に着目。
そこでBirthから、ダクトレールに取り付け可能な植物用育成ライトの採用を提案しました。
通路上部に光源をまとめることで、通行のしやすさを確保しながら、植物に必要な光量を無理なく補える計画に。
単に明るさを確保するのではなく、日中の自然光を補助する役割として光量と配置を調整し、視覚的にもすっきりとしたスマートな印象にまとめました。
2. 水やりを前提にした床仕上げの変更
通路床は、タイルカーペットから石目調の塩ビタイルへ貼り替えを行いました。
清掃性・耐水性を高めることで、水やりの際も気兼ねなく管理できる環境に。内装全体と調和する素材を選定し、ホテルライクな落ち着きのある印象を保っています。
3. 植物を活かすためのプランター什器と素材計画

お客様が大切に育ててこられた植物を活用し、植栽用のプランター什器をオーダーで製作しました。
濃い色味の木目材を採用し、グリーンがより引き立つ配色に。扉付近の什器は角をアール加工し、動線を妨げない納まりに配慮しています。
すべてを生きた植物で構成するのではなく、光量や管理負荷を考慮し一部にフェイクグリーンも併用。
「植物が気持ちよく育つ場所」と「デザインとして見せる場所」を分けて考えることで、無理のない植栽計画としました。
4. 植物の育成環境を、よりスマートに整える
今回のお客様は代表様をはじめ植栽がお好きで、プロの目線から見ても非常に丁寧に植物を育てられていました。
そこで、植物育成ライトに加え、サーキュレーターによる緩やかな空気循環、管理しやすい什器計画を組み合わせ、
見栄えと育てやすさを両立した環境をご提案しています。
5. 会議室の印象を整える内装・照明計画

会議室には古木タイルを壁面に施工し、素材感のある落ち着いた雰囲気を演出。
照明はライン状のベースライトへ変更し調光式を採用しました。明るすぎて落ち着かない印象だった空間も、照度を抑えることで通路と一貫性のある快適な環境へと整えています。